院長コラム

2024.06.13

肺炎球菌ワクチンの接種方法が変わりました

肺炎球菌ワクチンの接種方法が変わりました。
予防接種法の改正に伴い、平成26年10月1日より高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種が定期接種となりました。
令和6年4月1日からは、原則として接種日時点で65歳の方が対象となります。

※65歳以上100歳までの5歳刻みの節目年齢の方を対象に接種を実施していた経過措置は、令和6年3月31日で終了しました。

【接種対象者】
(1)接種日時点で65歳の方
(2)60歳以上65歳未満の方であって、心臓、腎臓又は呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障がいを有する方、もしくはヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障がいを有する方
注:過去に高齢者肺炎球菌ワクチンの予防接種を受けたことがある方は、対象外となります。

【接種期間】
65歳の1年間(65歳から66歳の誕生日の前日まで)
※接種期間を過ぎた場合は、定期接種としての取り扱いができません。

【自己負担額】
 3,000円
※生活保護世帯の方、中国残留邦人等の支援給付を受けている方は無料です

【接種の効果】
日本人の死亡原因の第5位に「肺炎」があり、そのうち約4分の1は肺炎球菌によって引き起こされると言われています。肺炎球菌ワクチンには、肺炎の罹患や重症化に対する予防効果が期待されています。
ただし5年以内に再接種すると、副反応が強く発現する可能性があります。

接種を希望される方は事前に予約をお願いいたします 
     ※当院にて他の市の方も接種は可能です。窓口でお尋ねください
過去に肺炎球菌ワクチンを接種された方や、65歳以外でワクチン接種を希望される方は、医師にご相談ください。