院長コラム

2017.04.26

肺炎球菌ワクチン

平成26年10月1日から、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳および100歳の方を対象に、肺炎球菌ワクチンが定期接種となりました。今年も接種が始まっており対象の方は以下の方です。



65歳 昭和27年4月2日~昭和28年4月1日生まれ

70歳 昭和22年4月2日~昭和23年4月1日生まれ

75歳 昭和17年4月2日~昭和18年4月1日生まれ

80歳 昭和12年4月2日~昭和13年4月1日生まれ

85歳 昭和 7年4月2日~昭和 8年4月1日生まれ

90歳 昭和 2年4月2日~昭和 3年4月1日生まれ

95歳 大正11年4月2日~大正12年4月1日生まれ

100歳 大正 6年4月2日~大正 7年4月1日生まれ



対象の方には各自治体が通知が届いているかと思いますので、それで気づいている方も多いかと思います。



現在日本では肺炎が死因の第3位であり、中でも肺炎球菌が原因菌の約1/4を占めます。ワクチンの接種で肺炎がすべて予防されるわけではありませんが、外出後の手洗いやうがい、禁煙などの生活習慣に加えて予防接種を行うことでさらに肺炎のリスクが下がると思われます。



以前、肺炎球菌ワクチンは任意接種でしたので、希望者が自費で行っていました。現在では定期接種の対象の方には、公費の助成があり、接種しやすくなりましたが地域によって金額に差があります。当院のある白岡市や近隣の久喜市・宮代町・蓮田市では自己負担金が3000円で接種できますが、加須市・幸手市は5000円です。白岡市の方は電話で予約の上、通知はがきを持参してください。当院で予診票をお渡しいたします。白岡市以外の方はお住まいの地域の保健センター等に連絡し予診票をもらってください。それを持参して電話予約の上、当院にお越しください。



また、対象でない方も肺炎球菌ワクチンの接種は可能です。以前接種した方も5年以上経つとワクチンの効果が低下することが示唆されているため追加接種が可能です。



ただし、その場合は残念ながら自費になってしまいます。



以前にご自身でワクチンを接種した方もいらっしゃるかと思いますので、ご不明な点があればご相談ください。



また、肺炎に関しては以下のページがわかりやすいかと思います。