院長コラム

2019.05.31

花粉症と舌下免疫療法 詳細はこちら>>

今年から校医になったので、先日学校健診に行ってきました。その際、アレルギーを持っている子が多いなと感じました。
特に花粉症の罹患率が高いという印象でした。かく言う私もスギ花粉症で困っている一人です。花粉症を引き起こす原因には、樹木ではスギやヒノキの他にシラカンバ、ハンノキ、ケヤキ、コナラ、ブナなどがあります。
草本ではカモガヤ・オオアワガエリなどのイネ科の花粉症が多くなってきていますが、ブタクサ、ヨモギなどキク科の植物も原因になります。日本の花粉症の原因の70%はスギが原因です。
今は、このスギ・ヒノキの花粉の飛散がようやく終わり、やっと鼻水・鼻づまりなどのアレルギー症状が落ち着いてきたころだと思います。今年は昨年に比べスギ花粉の飛散量が多かったため、症状がきつかったという方も多いと思います。
そんな中、当院で昨年から始めた”舌下免疫療法”を受けた方は「今年は楽だった」という声が多かったことに驚きました。
1年目から効果が期待できるとは思っていましたが、やはり2-3年はかかるだろうと思っていましたから。毎日続けるということが結構面倒ではありますが、効果が実感できるなら継続にも励みになると思います。舌下免疫療法を新たに始めるにはスギ花粉の飛散していない時期が適しています。一般的には6-12月ですが、治療を始めるなら次の飛散開始まで一番時間のある6月が最適です。さらに、先日スギ花粉用の錠剤の処方制限がはずれたため、今までは2週間毎の来院が必要だったのが今期からは4週間毎でよくなりました。今年花粉症で苦しんだ方、特に数種類の薬剤が必要な方にはこの治療法も検討する価値があると思います。また、昨年から年齢制限も緩和されたため、当院では小学生でも治療を行うことが可能です。ぜひ、ご相談ください。

ちなみに、最近になってまた鼻がグスグスしてきた方は、風邪ではなく、イネ科の花粉症かもしれません。昨年もこの時期鼻が出たな~という方はご注意ください。心配な方は当院でアレルギー検査も可能です。